地震が少ないケアンズって本当?揺れない街の真実と日本との違い

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オーストラリア北東部、世界自然遺産の玄関口として知られるケアンズ。その美しい自然や穏やかな気候に惹かれて、多くの人が観光や移住を目的に訪れるこの地ですが、実は「地震がほとんど起きない街」としても知られています。

この記事では、ケアンズにおける地震の実態と、過去の事例、地震に対する考え方、さらに地震大国・日本との違いについて、信頼できる情報をもとに詳しく紹介します。

ケアンズでは地震が起きないって本当?

結論から言えば、ケアンズは非常に地震の少ない地域です。

オーストラリア全体は、プレートの内部に位置する「安定した大陸プレート上」にあるため、地震の発生は極めて少なく、特に北東部のクイーンズランド州では地震リスクが最も低いエリアの一つとされています。

出典:

過去にケアンズで起きた地震は?

ケアンズ周辺で起きた地震は極めて限定的です。主に以下のような地震記録が存在します。

近年の主な地震記録(いずれも小規模)

規模震源地特徴
2011年M2.6Atherton Tablelandsケアンズから約90km。揺れの影響はほぼなし
1997年M3.5Innisfail付近軽微な揺れのみ。報告された被害はなし
1980年以前小規模の地震が数回ケアンズ市内周辺体感できないレベルの微震

地元紙「The Cairns Post」でも地震のニュースが出ることは非常に稀で、体感地震が年に1回あるかないかという程度です。

オーストラリアの耐震事情とケアンズの建物

日本では住宅や建物に厳格な耐震基準が設けられていますが、オーストラリアでは「耐震」は建築基準上あまり重視されていません。

オーストラリアの建築コード(NCC:National Construction Code)では:

  • 高地震リスク地域(例:アデレード周辺)では一部耐震設計あり
  • ケアンズのような低地震リスク地域では、耐震設計はほぼ不要
  • 台風(Cyclone)に備えた耐風設計のほうが重要視される

そのため、ケアンズの建物は「地震」ではなく「強風」に強い設計が主流です。

出典:

日本との比較|地震への考え方の違い

比較項目日本ケアンズ(オーストラリア)
地震頻度非常に多い(M3〜M7が日常的)非常に少ない(年1回未満の体感)
建築基準耐震構造必須基本的に耐震義務なし
防災教育全国民が定期的に受講教育機会は少ない
地震速報気象庁によるリアルタイム配信地震速報の整備なし

つまり、ケアンズでは地震を前提にした暮らしは想定されていないということです。これは、長期滞在や移住を検討する日本人にとって、大きな安心材料となるでしょう。

それでも地震対策は必要?

地震が少ないケアンズですが、「絶対に起きない」わけではありません。オーストラリア全体では、2007年のニュージーランド国境近くでM6.5、1989年のニューカッスル地震(M5.6)のように、中規模以上の地震も記録されています。

ケアンズでも以下のような最低限の備えは無駄になりません。

最低限の備えとしておすすめ

  • 家具の転倒防止器具をつけておく
  • 災害用バッグに懐中電灯・水・応急セットを常備
  • 日本人向けコミュニティで情報交換をしておく

まとめ|ケアンズは「揺れない安心」の街

ケアンズは、観光・自然・教育・移住先として魅力的な都市ですが、「地震の心配が非常に少ない」という点も大きな安心材料のひとつです。

耐震を気にせず、開放的な住まいを楽しめる暮らしは、日本ではなかなか体験できないライフスタイルかもしれません。

これからケアンズへ旅行や長期滞在を検討している方は、ぜひ「揺れない街」ケアンズの安心感も選択理由のひとつに加えてみてください。

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