オーストラリア・ケアンズに長期滞在や移住を検討している方の中には、愛犬や愛猫を連れて行きたいと考える方も多いでしょう。
しかし、オーストラリアは世界でも最も厳しい検疫制度を持つ国のひとつ。
ペットを連れて入国するには、入念な準備と時間、そして正確な手続きが求められます。
この記事では、犬や猫を日本からケアンズ(オーストラリア)に連れて行く方法や必要な条件、注意点、日本帰国時の流れまでを分かりやすく解説します
結論:可能だが準備は半年以上前から!
まず結論として、日本からオーストラリア(ケアンズ)へ犬や猫を連れて行くことは可能です。
しかし、以下のような準備が必要で、少なくとも6〜7ヶ月前からの準備が推奨されます。
- 血清抗体検査やマイクロチップの装着
- 各種予防接種
- AQIS(オーストラリア検疫検査局)への申請
- 10日間の強制検疫(メルボルンまたはパースのみ)
ステップ1:日本出国前の準備
マイクロチップ装着
- ISO規格の15桁のマイクロチップを獣医師により挿入
- これは全ての手続きの前提条件
狂犬病ワクチン接種(犬・猫ともに必要)
- 最初の接種後、30日以上経過し、かつ12ヶ月以内であること
- 生後90日以上の動物が対象
狂犬病抗体価検査(RNATT)
- 血清検査をオーストラリア認定の検査機関で実施
- 抗体価が0.5 IU/ml以上であることが条件
※日本の認定機関:農研機構動物衛生研究部門や提携獣医大学など
待機期間(180日以上)
- 抗体価検査に合格後、180日間日本に滞在する必要あり
- この期間をクリアしないと入国できません
ステップ2:オーストラリア政府への申請
輸入許可申請(Import Permit)
- オーストラリアの農林水産省(Department of Agriculture, Fisheries and Forestry)へオンライン申請
- 手数料:数百オーストラリアドル(ペット1匹につき)
🔗 申請ページ:https://www.agriculture.gov.au
検疫施設の予約(Quarantine)
- 入国後、ペットは10日間の強制検疫が必要
- ケアンズには検疫施設がないため、メルボルンまたはパースの施設を利用
- オーストラリア到着後は、航空便でケアンズに輸送する流れ
ステップ3:オーストラリア入国・ケアンズへの輸送
入国は指定空港のみ
- シドニー、メルボルン、ブリスベン、パースなど
- そこから検疫施設へ輸送され、10日間の滞在後に引き取り
ケアンズへの移動
- 検疫終了後、自ら受け取ってケアンズ行きの国内便に同伴搭乗もしくはペット輸送会社に依頼します
日本帰国時の手続き(犬・猫ともに)
オーストラリアは日本の「指定地域」であるため、帰国時の手続きは比較的スムーズです。
手続きの流れ
- 日本の動物検疫所へ40日前までに届出
- 出国前に健康証明書を取得
- 日本の空港到着時、検疫所による簡単な書類・健康確認のみ
🔗 出典:農林水産省 動物検疫所 https://www.maff.go.jp/aqs/
ペット連れ渡航の注意点
・暑さに弱い犬種(パグなど短頭種)は航空会社によっては受け入れ不可
・輸送費は片道30万〜50万円以上かかることも
・保険加入やケージ慣れなど事前準備が必須
おすすめのサポートサービス
ペット輸送代行業者
- Jetpets(オーストラリア最大手)
https://www.jetpets.com.au - PETS(日本語対応あり)
https://www.pets-transport.com
ペット検疫相談先
- 日本:農林水産省 動物検疫所
- オーストラリア:Department of Agriculture, Fisheries and Forestry
日本とケアンズでのペット事情の違い
| 項目 | 日本 | ケアンズ(オーストラリア) |
|---|---|---|
| 狂犬病予防 | 毎年接種義務あり | 狂犬病撲滅国のため不要 |
| ペット同伴外出 | 公共交通は難しい | ドッグパークやカフェは広く開放的 |
| アニマルレスキュー文化 | 少ない | RSPCAなど保護活動が盛ん |
| ペット保険 | 普及中 | まだ限定的だが存在 |
まとめ
ペットを日本からケアンズへ連れて行くのは、決して不可能ではありませんが、非常に手間がかかるプロジェクトです。
特に検疫の準備には180日以上必要であり、計画的な準備が求められます。
家族の一員であるペットと一緒に新天地で生活するために、信頼できる情報とサポートサービスを活用して、ストレスの少ない渡航を目指しましょう。
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